ただ、多くの院生は一部分たりとも参加することがなく、ほんとうに大学院で基礎言語学、応用言語学を修める気があるのかどうか、不安になります。何度も言っていますが、大学院での研究は講義に出ていればよいというものではないのです。この点、できるだけ早い機会に院生同士で話し合ってください。
また、参加した院生も一日だけの参加であったり、ごく一部分の参加であったりした人も多く、まことにもったいないことをしたと思います。たとえば、高橋将一さんの生成文法の講義は明海大学大学院での生成文法の講義演習とまことに相性の良い内容で、すでに明海で生成文法関係の講義演習を受けた人にはよい復習の機会となり、これから受講を予定している人にとっては生成文法(とくに、その方法)の概要を掴んでおく格好の機会であったはずです。上野善道さんの音声学や西山佑司さんの語用論なども大いに刺激的であったと思います。
まもなく理論言語学講座が始まりますが、ぜひ一人でも多くの院生が参加し、積極的に講義や演習に参加することを期待しています。
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