きのうは入学式でしたが、そのあとのオリエンテーションで、学年別の総合オリエンテーションは終わりました(新入生用には個別の事柄についてのオリエンテーションが続きます)。
昨年、専任として赴任したわたくしにとっては2度目の経験でしたが、とても印象的だったのは、各学年とも私語がまったくないか、ほとんどない状態で、しかも、多くの参加者が顔を上げて、話し手の顔を見て、熱心に聴いていたことです。まあ、ふた昔前であれば、こんなことはごくごく当然のことで、あえて書くには値しないことだったのですが、ここ数年は私語が飛び交い、携帯の着メロが響き、なかには、携帯で話をするという猛者までいるという状態が(これは明海大学に限らず)多くの大学で見られたことを考えると、ちょっとした驚きでした。
学部長、学科主任の話を含め、登壇者はみな話し上手で、しかも、よく練られたスピーチや説明がほとんどでしたから、聴くものを飽きさせなかったということもあるかと思います。また、学生の就職の世話にも多くのエネルギーをつぎ込んでおられる日野教授のご尽力で実現した、卒業生による現役学生に対するはなむけのことばもとてもすばらしいものでした。東武デパートの広報担当としてがんばっている卒業生、日系エアラインの客室乗務員にこの春、採用された卒業生、いずれのかたの話も聴いている学生たちに(そして、先生がたにも)勇気を与えました。
あとは、自信です。
どこの大学でもそうですが、明海大学外国語学部英米語学科というあこがれのところに入学できた喜びに溢れている新入生(そして、在学生)もいるでしょうが、ここは本意ではなかったと少なからず落胆している新入生(そして、在学生)もいるでしょう。でも、(きのうもお話しましたが)明海大学外国語学部英米語学科という場で、こうしてみなさんと出会えたというのもなにかの縁なのです。わたくしはその縁を大事にしたい。《そうかもしれないな》と感じるところがあったら、わたくしを信じて、その縁を大事にしましょう。
だまされたと感じることがあったら、いつでもメールをください。メールのアドレスは、
oyukio[@]meikai.ac.jp
です。@(日本語では「アットマーク」、英語ではat sign、at symbol)を囲んでいる[ ] は外して使ってください。[ ]をつけてあるのは悪意を持ったメールアドレス収集ロボットに見つけられないための手段です。)
そうそう、このごろ、《学生が教授にメールなんか送っていいんですか》と聞かれることがよくあって、そのたびに驚かされます。いいも悪いもありません。伝えたいことがあったら、遠慮なく連絡してください。
本題に戻ります。
教室で、キャンパスで、街での人との触れ合いを楽しんでください。
夏が近づくころには、《あれっ、以前の自分となにか違う》と感じるはずです。そうしたら、しめたもの。自信へ向かってまっしぐらです。
以前に書いた「大津の部屋---おひまなら来てよね」、今年度第1回目は来週です。以下、転載します。新入生も大歓迎です。待っています。
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ひと月に1度か、2度、午後6時からニューマリンズで開催する「大津の部屋---おひまなら来てよね」を4月11日に開催します。大津やその仲間たちと話したいかたはどなたでもかまいません。学生、院生、教職員、卒業生、浦安市民のみなさん、ぶらりと立ち寄ってください。お待ちしています。
2014年4月4日金曜日
2014年4月2日水曜日
教員免許状更新講習と出張講座
明海大学の教員免許状更新講習と出張講座を担当することになりました。くわしくは、姉妹ブログ「大津研ブログ」の以下の記事をご覧下さい。
http://oyukio.blogspot.jp/2014/04/blog-post.html
教員免許状更新講習については導入の際、いろいろと議論がありましたが、導入されたからには先生がたにとって有益な機会になるように努めたいと思います。参加後の《ああ、参加してよかった!》という感想が目標です。
出張講座は依頼校の費用負担が実質ゼロです。生徒向けの話でも、先生がた・保護者向けの話でも、いずれも対応可能です。テーマも可能な限り、ご希望に合わせたいと思います。
http://oyukio.blogspot.jp/2014/04/blog-post.html
教員免許状更新講習については導入の際、いろいろと議論がありましたが、導入されたからには先生がたにとって有益な機会になるように努めたいと思います。参加後の《ああ、参加してよかった!》という感想が目標です。
出張講座は依頼校の費用負担が実質ゼロです。生徒向けの話でも、先生がた・保護者向けの話でも、いずれも対応可能です。テーマも可能な限り、ご希望に合わせたいと思います。
2014年3月28日金曜日
「大津研ブログ」もぜひご覧ください
きのう、きょうと、こまぎれの時間が少しできたので、これまで書く時間がなかった情報を「大津研ブログ」に掲載しましたので、ご覧ください。
http://oyukio.blogspot.jp/
学部生、院生の皆さんは東京言語研究所についての記事をぜひ読んでください。春期講座は明海大学生や明海大学院生で満ち溢れる状況になったら、わたくしも(そして、研究所の運営委員長を務める西山佑司さんも)幸せです。
そう言われたら、来るよね、みなさん!
http://oyukio.blogspot.jp/
学部生、院生の皆さんは東京言語研究所についての記事をぜひ読んでください。春期講座は明海大学生や明海大学院生で満ち溢れる状況になったら、わたくしも(そして、研究所の運営委員長を務める西山佑司さんも)幸せです。
そう言われたら、来るよね、みなさん!
2014年3月25日火曜日
2014年3月24日月曜日
来年度大津ゼミ生の皆さんへのメッセージ、プラス、4月大津の部屋---おひまなら来てよね
卒業式も終わり、大学はいよいよ新学期へ向けて動き出します。毎年のことですが、この時期、とてもうきうきした気分になります。こんどの年度はどんな出会いがあるだろうかと考えるだけでわくわくします。
大津ゼミ志望の皆さん、ゼミは学年暦どおり、4月8日から始めます。遅刻したり、体調を崩して欠席することがないように気をつけてください。なお、大津ゼミをとる皆さんは金曜日5限の、わたくし担当の「英語学特講」も併せて受講してください。両者が相まってよい効果をもたらすはずです。
ひと月に1度か、2度、午後6時からニューマリンズで開催する「大津の部屋---おひまなら来てよね」を4月11日に開催します。大津やその仲間たちと話したいかたはどなたでもかまいません。学生、院生、教職員、卒業生、浦安市民のみなさん、ぶらりと立ち寄ってください。お待ちしています。
大津ゼミ志望の皆さん、ゼミは学年暦どおり、4月8日から始めます。遅刻したり、体調を崩して欠席することがないように気をつけてください。なお、大津ゼミをとる皆さんは金曜日5限の、わたくし担当の「英語学特講」も併せて受講してください。両者が相まってよい効果をもたらすはずです。
ひと月に1度か、2度、午後6時からニューマリンズで開催する「大津の部屋---おひまなら来てよね」を4月11日に開催します。大津やその仲間たちと話したいかたはどなたでもかまいません。学生、院生、教職員、卒業生、浦安市民のみなさん、ぶらりと立ち寄ってください。お待ちしています。
2014年3月18日火曜日
新学術領域研究 「こころの時間」
新学術領域研究「こころの時間学」のfacebookが立ち上がったという記事を姉妹ブログの「大津研ブログ」に掲載しました。
http://oyukio.blogspot.jp/2014/03/facebook.html
この研究プロジェクトには西山佑司さんもメンバーとして加わっています。また、明海大学でも関連のイベントを開催する予定です。
ご期待ください。
http://oyukio.blogspot.jp/2014/03/facebook.html
この研究プロジェクトには西山佑司さんもメンバーとして加わっています。また、明海大学でも関連のイベントを開催する予定です。
ご期待ください。
2014年3月14日金曜日
西山佑司さんの最終講義
悪天候の中、参集してくださったおよそ100名の聴衆を前に、「単純な文ほどむずかしい ―意味の科学からコトバ教育を考える―」という演題で、主としてコピュラ文を題材に1時間30分にわたってお考えを披瀝してくださいました。以下が、西山さんご自身による「講義概要」です。
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自然言語の文のなかで、もっとも単純な構文はA is Bのようなコピュラ文です。単純な構文だけに英語教科書の最初に、 This is a pen. My
sister is a painter. Mary is the winner. などはかならず登場いたします。ところが一見、単純に思われるこの構文は、なかなか複雑でしかも豊かな構造を有しています。興味深いことに、この構文のポイントは、日本語の「AはBだ」と「AがBだ」の違いを正しく理解することによってかなり明確になると思われます。つまり、英語のコピュラ文の有する重要な点を生徒に理解させる有効な方法は、日本語の「は」と「が」の区別に生徒の注意を向けさせることなのです。この講義では、母語(日本語)のメタ言語意識を高めることが外国語の構文の深い理解にいかに重要であるかをお話しいたします。
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最終講義の後は、会場を新浦安のオリエンタルホテルに移し、懇親会が開かれました。およそ80名の参加者があり、西山ご夫妻との会話を楽しみました。
西山さんはまだまだお元気で、なにより、研究意欲が旺盛ですので、これからもいろいろな知的活動を展開されるものと思います。わたくしとのかかわりで言えば、今年度から始まった新学術領域研究「こころの時間学」でご一緒させていただいています。始まったばかりのプロジェクトですので、今後どんな知的興奮を共有できるのか、大いに楽しみです。
西山さん、まずはお疲れさまでした。今後とも健康に留意され、わたくしたちに知的刺激を与え続けてください。
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