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2013年6月27日木曜日

『英語教育、迫り来る破綻』  できました!

今年度、明海大学では、英語教育のことはほとんど話をしていませんが、このブログでも以下の情報を共有しておきたいと思います。
http://oyukio.blogspot.jp/2013/06/blog-post_27.html

そうそう、あすは6月「大津の会 金曜日版」の日です。わたくし(とその仲間たちと)話のしたい人、どなたでも(ほんとにだれでも)歓迎です。午後6時過ぎ頃から、明海大学内のニューマリンズで開催します。飲める人はビールを飲みながら、飲めない人は食事をしながら、みんなでわいわいやりましょう。

英語教育について議論をふっかけてくれてもいいですよ

2013年6月21日金曜日

応用言語学特論受講生の皆さん

きのう、久しぶりに皆さんの顔を拝見して、少し頼もしい顔になってきたかなと感じました。あ、これは全体的な印象で、中には、相変わらずという感じの人もいましたが、それはご本人が一番よくわかっていることでしょう。

さて、冒頭の「その後、どう?」という問いかけに対し、≪大学院というところがどんなところなのかよくわからなくなった≫という反応がありましたね。学部とは違って、教員から課題が投げかけれらるのではなく、自分で課題を見つけ、(教員の支援を受けながらも)自分でその課題と格闘するのが大学院であるということまでは気づいたようで、授業の時にも言いましたが、それが実感として湧いてきたのであれば、3か月の成果としては上々であると思います。

ただ、そこであきらめたり、甘えてしまわず、大学院で学ぶ意義を考える。まずは仲間と討論する。もちろん、教員を巻き込んでくれても大いに結構です。

考えるヒントとして、上野千鶴子(2008)『サヨナラ、学校化社会』ちくま文庫、ことにその第4章などは参考になるかもしれません。ついでに、章名に惑わされることなく第1章も読んでみる価値があります。なお、この本は院生の水谷君が≪先生がいつも言っていることと同じようなことが書いてありますよ≫と(呑み屋で)くれたものです。


2013年6月18日火曜日

大学で英語を学ぶということ、明海大学で英語を学ぶということ

先週の「はじめまして、大津です」講演では、主に明海大学の学部生と院生のみなさんに宛てたメッセージの部分が急ぎ足になってしまったので、改めてこのブログで取り上げたいと思います。今回は学部生へのメッセージです。

わたくしが担当する英語学概論の冒頭でつぎのことを言いました。《みなさんは明海大学の英米語学科の学生であるが、どうしてここで学ぶのかを考えて欲しい。もちろん、「ここしか、行くところがなかった」という、きわめて現実的な理由で来た人もいるだろうが、仮にそうであったとしても、せっかく、ここにこうやって集ったのだから、ここで学ぶ意義を攻撃的に考えて欲しい》。

みなさんは考えました。「英語が使えるようになりたいから」。了解。でも、それなら、英語学校という選択肢もあったよね。「大学卒」という肩書が欲しいからという率直な答えもあった。「高校時代にはあまり学校へ行けなかったので、大学ではきちんと学びたい。そのためには4年間が必要なのだ」という答えも出た。

いろいろと意見が出てくるうちに、「ここは大学で、英語だけでなく、経済学も、文学も、自分の意志でいろいろと学べるから」という意見が飛び出しましたね。そこがとても大切だと、わたくしも思います。ただ、そこから先はみなさん自身で考えを詰めてほしいので、教室での話し合いはそこで終わりにしました。

その後、考えましたか。

わたくしはこう思っています。大学の英語関連の学部や学科では、単にTOEICやTOEFLのスコアを上げるための対策だけでなく、英語という言語の仕組みや働きについて学びます。その過程で、英語の歴史に触れることもあります。英語が現代社会において果たしている役割についても考えます。翻訳・通訳の理論を学び、実践することもできます。別の言い方をすれば、TOEICやTOEFLのスコアを上げるためだけということが目標なら、とても回り道のように思える英語学、英語文学、英語教育、異文化コミュニケーションについて学び、かつ、考えなくてはなりません。

でも、じつは、そうした訓練を受けることで、英語をほんとうに使いこなすためのきちんとした基礎ができあがるのです。よく英語が「ペラペラに」なりたいという人がいますが、単に、英語の単語がどんどんと口をついて出てくるということだけでは英語に使われているようなものです。

でも、これだけなら、ほかの大学でもできます。なぜ明海大学の英米語学科なのでしょう。理由はいくつかあります。そのなかでも一番大切なのは「ことば」という視点をはっきりと持った訓練がなされているという点です。これは英米語学科が属する外国語学部が応用言語学研究科という大学院を持っていることと関係があります。応用言語学研究科については改めて書きますが、そこでの最大の特徴は基礎言語学の基礎(妙な言い方ですが、「基礎言語学」というときの「基礎」とは《応用目的を意識することなく、ことばの本質に迫ることを第一義とする》という意味です)をきちんと築くという点にあります。その研究科の専任スタッフの大部分は外国語学部の教員ですので、英米語学科を含む外国語学部の教育に「ことば」という視点が取り込まれていることは自然です。

具体的に言えば、英語という個別言語がみなさんの母語(多くの人たちにとっては日本語ですが)と、その仕組みや働きの上で、どう関連しているのか、(外国語学部の中に学科が設けられている)中国語とはどのように関連しているのかなどがきちんと学べます。加えて、文学、異文化コミュニケーション、翻訳・通訳理論/実践などの視点が加わります。

どうです。みなさんがとても魅力的な環境にいることがわかったのではないでしょうか。でも、これはあくまで、みなさんが置かれている環境です。それを活用しなくては何もなりません。先生との触れ合いが授業のときだけというのでではあまりにももったいない。科目をとっていない先生とは話もしないというのではあまりにも消極的です。幸い、いまは電子メールという便利な手段があります。メールを活用して、アポイントメントをとり、先生たちと積極的に話し合う。1人で来るのがたいへんなら、仲間と一緒に来ればいいじゃない。

そうやって数年を過ごしたら、結果として(ここ、大切ね、それ自体を直接目指すのではなく、あくまで「結果として」)TOEICやTOEFLのスコアも上がります。しかも、身につけた英語力を活かす力もついているから、いろいろなことができます。

わたくしのメールアドレス、知っていますよね。oyukio[@]meikai.ac.jpです。実際に送信するときには[@]は@に換えてください。えっ、なんでそんなまどろっこしいことをするかですか。まずはメールで尋ねてください。

あ、この記事を読んでいる高校生のみなさん、みなさんからの連絡も大歓迎ですよ。メールを送ってください。


2013年6月14日金曜日

応用言語学研究科のブログ

応用言語学研究科のブログにきのうの講演会への参会記が載りました。
http://blog.goo.ne.jp/meikaiouyou/e/dc4e479634b8bca6504e496b8af1c58e

講演が院生の目にどのように映ったがわかって、参考になりました。一か所だけ訂正があります。「福島からお越しになった」という部分は「福岡から」が正解です。

応用言語学研究科のブログに勢いがついてきました。ぜひこの調子を維持してください。

緊急:6月20日の応用言語学特論、休講では「ありません」

6月20日の応用言語学特論について、休講の案内が届いたと思いますが、処理上の間違いで、大津が担当で、予定どおり、講義します。楽しみにしていてください。(^^)

2013年6月10日月曜日

津田塾大学で認知科学の講演をします

「大津研ブログ」でも紹介したとおり、7月に津田塾大学で認知科学の講演をします。明海大学の学生も、院生も、知り合いを増やすチャンスです。ぜひ積極的に参加しましょう。
http://oyukio.blogspot.jp/2013/06/blog-post_10.html

津田塾大学は英語文学・英語学・英語教育・異文化コミュニケーションなど、英語関連の幅広い教育と研究を行っている、すばらしい大学です。じつは、だいぶ前に、東京学芸大学に勤務していた時、学芸大から自転車で津田塾に行って、言語心理学の講義を1年間したことがあります。そのとき、教えた人の中には立派な研究者になった人もいます。

新浦安の殻のなかにこもっているとなかなか知的拡がりが得にくい部分もあります。こうした機会を大いに利用してください。


2013年6月6日木曜日

「はじめまして、大津です」講演会

「はじめまして、大津です」講演会のビラができましたので、ご覧いただければと思います。平日の午後6時からという、妙な時間帯ですが、学生・院生のみなさん、教員・職員の皆さん、浦安市民のみなさんをはじめ、たくさんの方々にお集まりいただきたいと考え、この時間設定となりました。

名刺代わりの講演ということです。質疑応答の時間も設けるつもりです。万障お繰り合わせのうえ、ご来場いただけますと幸いです。

【大津ゼミのメンバー、大津担当科目受講生】
この講演を聴くと、大津がどんなことに関心を持ち、どんなことを考えているかがある程度わかるようになると思います。

2013年6月2日日曜日

火曜日の会、金曜日の会

午後6時からニューマリンズでの火曜日の会、金曜日の会ですが、6月は11日火曜日と28日金曜日を暫定的に設定したいと思います。急な用事でキャンセルすることもなきにしもあらずですが、そのときは勘弁してください。

大津と話したい人ならだれでも参加できます。

この日程がどうしても合わないという人は別途相談してください。いずれにせよ、夕食はとりますので、うまく調整して、一緒に夕食をとるようにすればいいのですから。

2013年5月21日火曜日

「応用言語学研究科だより」の記事

明海大学の院生が運営している「応用言語学研究科だより」というブログがあります。そこにインタビュー形式の寄稿依頼に応じて書いた記事が掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/meikaiouyou/e/9d5bd2cafc3718b2f1136fa704f78f70
学部生も含め、関心のあるかたはご覧ください。

以前からのわたくしをご存知の読者は、ずいぶんやさしい物言いができるようになったのだと驚かれるかもしれませんね。ええ、いろいろなところにぶつかって、だいぶ丸くなりました。

いずれ改めて書きますが、応用言語学研究科では博士前期課程、後期課程とも指導教授となる資格を持っています。対応できるのは、ことばの認知科学(言語心理学)、認知科学を基盤とした言語教育論などです。応用言語学を視野に据えた基礎言語学でもかまいません。大学院進学に関心のある人はできるだけ早くアポイントメントをとってください。「できるだけ早く」ということが大切です。他大学の大学院を含めて、どうしたらよいか、一緒に検討しましょう。
oyukio[@]meikai.ac.jp
oyukio[@]sfc.keio.ac.jp  (従前からのもの)
いずれでも対応できます。使用の際は@のまわりのカッコを削除してください。


2013年5月9日木曜日

「はじめまして、大津です」講演会


4月に新浦安へ移ってきましたが、前任校の慶應義塾大学では中締め講義をしました。ならば、新たな場所では「はじめまして講演」をしようと考えました。

詳しいことは後日、お知らせしますが、とりあえず、6月13日木曜日の午後6時から2時間程度を予定しています。想定している聴衆は、明海大学生、同院生、同教職員、浦安市民のみなさんですが、どなたでもお聴きいただけるようにしたいと思っています。

「はじめまして講演」ですので、あまりテクニカルな話にはせず、わたくしがどういう研究者で、どんなことをやってきたか、これからどんなことをやろうと思っているのかなどについて、できるだけわかりやすく話をしたいと思います。同時に、教師として考えていることにも触れる時間があればいいなと考えています。

ぜひたくさんの皆さんに聴いていただきたいと考えています。

えっ、そのあとの呑み会ですか。公式なものはありません。その場の雰囲気次第ということになるかと思います。

2013年5月6日月曜日

プレゼン資料の作り方 主としてゼミ生のみなさん

ゼミ生のみなさんには教室内発表の際、できるだけ、PowerPointなどのプレゼンツールを利用するよう指示しましたね。今回はじめて挑戦する人はまだその使い方を身につけるのに苦労している段階かもしれません。

じつは、さきほど、無料公開されている、とても有益な資料を見つけましたので、紹介します。

「伝わるデザイン---研究発表のユニバーサルデザイン」
高橋佑磨・片山なつ
http://tsutawarudesign.web.fc2.com/

全部だと、かなりのページ数になりますが、この資料自体がとてもきれいに、わかりやすくデザインされていますので、楽しく読めると思います。

勉強に疲れたときなどに読むことをお勧めします。

【付記】こういう有益な資料を無料公開している著者、関係者に敬意を表します。

2013年4月30日火曜日

「新浦安日記」の認知科学(【追記あり】)

中部地区の大学で英語学を教えている友人からこんな出だしのメールが届きました。

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最初「新浦安日記」を見たとき,「大津先生,浦安日記なんて,書いてたっけ?」と思いました
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明海大学の学生・院生(少なくとも、その多く)はこうは思わないはずです。どうしてかというと、「新浦安」という駅があり、大津が所属する明海大学がその近くにあるということを知っているからです。

つまり、明海関連の皆さんにとっては、「新浦安」に関する「日記」というのが「新浦安日記」だということがごく当然の解釈です。

しかし、明海大学近辺の土地勘がない、わたくしの友人にとっては、(あの東京ディスニーランドがある!)浦安は知っていても、新浦安のことは知らない可能性が高い。そうであると、「新浦安日記」は新しい「浦安日記」という解釈が当然の解釈となります。

じつは、この件に関して、すでに、静岡県立大学の寺尾康さんがおもしろい指摘をしてくれています。

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ついでながら、「浦安日記」は山本周五郎の作です、と言ったらけっこうな数の聴衆が(新しい浦安日記と---大津)信じてしまうかな。
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《さすが寺尾さん!》という指摘ですね。上の指摘を理解するためには山本周五郎のことを少しは知らないといけません。簡便に、ウィキで「山本周五郎」を引くと、こんなことが出てきます。

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山本 周五郎(やまもと しゅうごろう、1903年(明治36年)6月22日 - 1967年(昭和42年)2月14日)は、日本小説家
(中略)
1926年(大正15年・昭和元年)『文藝春秋』4月号に『須磨寺附近』が掲載されこれが文壇出世作となる。10月20日、脳溢血で母・とく死去。
1928年(昭和3年)千葉県東葛飾郡浦安町(現:浦安市)に転居。10月、勤務不良により日本魂社から解雇される。
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加えて、周五郎には『戦中日記』をはじめとする、日記物の作品もあるということを知っていると万全です。

つまり、周五郎が作家であり、浦安に住んだことがあり、かつ、日記物ものこしているということになると、「浦安日記」という作品を書いていたとしても不思議はない。

これだけの知識があると、《あ、大津は周五郎の向こうを張って、「新浦安日記」なんてしゃれたのだ!》と思ってしまうというわけです。あ、周五郎は『青べか日記』というのはのこしていますが、「浦安日記」なんてものはのこしていません。

これって、なんのことはないように思えるかもしれませんが、じつは奥が深いのです。ゼミの皆さん、概論・特講のみなさん、院生のみなさん、重要ですよ。

「新浦安日記」という表現は、「新」「浦安」「日記」という3つの部分(名詞)から成り立っています。この3つの名詞がこの順序(語順)で並んだ時、隣同士の結びつきの粗密に2つの可能性が考えられます。

1つは、「新」と「浦安」が密接に結びつく(「新浦安」)。そして、それに、「日記」がかぶさって、より大きなまとまり(「新浦安日記」)ができあがる。これが「明海大学解釈」です。

もう1つの可能性は、「浦安」と「日記」が密接に結びつく(「浦安日記」)。そして、それに「新」がかぶさって、より大きなまとまり(「新浦安日記」)ができあがる。これが「周五郎解釈」です。

「新浦安日記」というのはそんなおもしろさを持った表現なのです。この語と語の結びつきによって生まれるまとまりとその重なりというのはことばを支えている、とても重要な原理です。まとまりとその重なりによって、最終的には文が形成されます。

この語のまとまりとその重なりは目に見えません、耳に聞こえません。その意味で「抽象的」なのです。ことばの背後に広がる抽象性の世界は探検するものにいつも驚きと喜びを与えてくれます。

「新浦安日記」はさらにおもしろいことも教えてくれます。上で触れた2つの可能性はあくまでわたくしたちがもっている日本語という知識が認める可能性です。そのうち、どっちが先に思い浮かぶか、これはその人が浦安や新浦安について、さらに言えば、山本周五郎についてどんなことを知っているのかなどによって左右されます。つまり、ことばの知識が使われるときには、ことば以外の知識と働きあいながら、理解がなされたり、発話が行われたりするのです。

いまの最後の文に出てきた、「ことばの知識」とはなにか、ことばの知識とことば以外の知識と「働きあい」とはなにかを明らかにし、ことばが使われるときのメカニズムを解明しようというのがことばの認知科学なのです。

【追記】

わたくしが担当する科目を受講中のみなさん、以下の課題に対する解答(いずれか1つの課題でよい)をA4用紙片面1枚以内にまとめて5月12日の週の授業時間内に提出してみてはどうでしょうか。よい解答にはボーナスポイントを差し上げます。
【課題1】 本文中に出てくる「青べか日記」ですが、最初にアップしたときは、間違えて、「青かべ日記」としてしまいました。恥ずかしい間違いですが、ネット検索をすると、同じように間違えたアナウンサーもいるようです。どうしてそんな間違いを犯しやすいのか、似た間違いの例や間違いがその後、正用法になってしまった例などを交えて論じなさい。(この課題は寺尾康さんからのメッセージにヒントを得て作りました。転んでもただでは起き上がらない大津でした。ちなみに、「青べか」とは、青いべか舟(貝や海苔を採る一人乗り平底舟)のことだそうです。)
【課題2】 本文中に上がっている例はすべて日本語ですね。しかし、わたくしが明海大学で担当している科目は「英語学概論」とか、「英語学特論」とか、英語学に関するものです。どうして、日本語の例が英語学と関係するのでしょうか。


2013年4月26日金曜日

アポイントメント


来週は大型連休ですね。これまでの講義や演習の復習とこれからの予習をする絶好の機会ですから、有効に使ってください。「新浦安日記」と「大津研ブログ」には大型連休はありませんから、来週も適宜、新たな記事を書き込みます。日に最低一度のブログチェックとメールチェックは忘れないでください。

さて、きょうの英語学特講の受講者には伝えたのですが、オフィスアワーだけでなく、相談事などができたら、いつでもアポイントメントをとって会いに来てください。講義に関することだけでなく、生活のこと、将来のことなどなど、可能な限り、対応します。

勉強に疲れたら散歩もいいですね。新浦安駅のバスターミナルのところにある観光案内所には浦安の観光地図が置いてあります。もちろん、無料です。新浦安周辺もおもしろいのですが、浦安には歴史があり、穴場もあるようです。わたくしもまだ十分には知らないのですが、連休に歩いてみるのもおもしろいかもしれません。散歩なら渋滞もありませんから。

ついでの話ですが、新浦安バスターミナルの交番の隣にあるわき道をちょっと入るとバスの案内所があります。路線バスの系統図とか時刻表などが置いてあります。新浦安や浦安のバス系統は複雑なので、眺めているだけでも、興味深いものがあります。


2013年4月24日水曜日

大津担当の学部科目、大学院科目の受講者のみなさん

わたくしは、学部の専門科目や大学院科目の講義を欠席する場合は、あらかじめ、欠席する旨、担当者に連絡するか、急病や電車の遅れなど、事前の連絡ができずに欠席した場合は、同日中に担当者に連絡するのが当然のことと思っていました。過去40年ほどの大学教員生活で、この考えに疑問を抱いたことはありません。しかし、今週気づいたのは明海大学ではそういう習慣がないようであるということです。急ぎ付け加えれば、そのようにしている明海大生や院生もいます。ただ、そうは思っていない人もいるということです。

そこで、以下を明確にしておきます。

1 やむを得ぬ理由で講義を欠席する場合は大津宛の電子メールで事前に連絡をし、了承を得る。申告は額面どおり信じますので、証明書等は不要です。

2 急病や電車の遅れなど、事前の連絡ができずに欠席した場合は、同日中に大津宛ての電子メールで連絡をし、了承をとる。この場合も、申告は額面どおり信じますので、証明書等は不要です。

3 いかなる理由であっても、欠席した場合の責任は本人がとる。ここでいう「責任」は聴くことができなかった講義の内容をなんらかの形で補っておくということである。友だちにノートを見せてもらうというのが一般的な方法であると思うが、どんなにきちんとしたノートであっても、そこに書いてあることはその友だちの脳を経由した情報であるので注意が必要である。

以上の方式に問題があると思った人は26日金曜日までに、メールでその旨、連絡してください。その際、以下のことをきちんと書いてください。

A どのような問題があるのか。
B そのような問題があることを示す証拠と議論
C 貴君の代案

【追記】「申告は額面どおり信じますので、証明書等は不要です」としていることに、それでは学生を甘やかすことになると忠告してくれた友人(他大学)がいます。でも、学生や院生を信用することで信頼関係が生まれるわけで、仮にそれで裏切られることがあっても、それはそれで仕方のないことだと思います。

2013年4月19日金曜日

応用言語学特論受講者のみなさん---気持ちを入れかえよ!


わたくしの2回の講義につきあってくれてありがとう。おつかれさまでした。

わずか2回だけの出会いで、一般的なことを言うのは危険な部分もありますが、これまで10年以上、明海の大学院で集中講義をしてきた経験からも以下のことが言えるように思います。

多くのみなさんが研究に対する心構えができていない。「研究」と言ってもみなさんの場合は大学院生ですから、学部生にとっての卒業研究などとは違います。仮に、修了後は教職など実務を目指すのであっても、大学院生の間は研究者でなくてはなりません。

きのうの講義の冒頭に書いてもらった「あなたの、「応用言語学」の規定」は誰一人としてまともなことが書けなかった。原因は簡単で、指示した作業をきちんとやってこなかったからです。「ちゃんと、読みました」と言う人もいるでしょう。もちろん、それはわかっています。でも、それはただ眺めただけなのと違いますか。ノートはきちんととりましたか。1ページか、2ページ程度のメモ書きで終わっていませんか。どのくらい、「「応用言語学」ってなんなんだろう」と考え、悩みましたか。どのくらい、仲間と話し合いましたか。

講義後、資料をもらっていないと言ってきた人がいます。資料も読まずに講義に出るのは間違っています。なんらかの事情で資料をもらい損ねたら、すぐに(すぐに、ですよ)わたくしにメールを送り、添付で資料を送ってもらうべきです。

これも何度も言いましたが、失敗はだれにでもあります。もちろん、わたくし自身も失敗します。問題は、失敗からなにかを学ぶことができるかどうかです。

修士課程だけで終わるみなさんは最短2年間しかありません。いろいろな知識を吸収することも悪くはないかもしれませんが、もっと大切なことは、そう、もうわかっていますね、「考える」習慣をつけることです。

6月に再会するときには、みなさんの顔がまったく変わっていることを期待しています(おっと、西山佑司教授の顔が浮かんできました---これは、《6月には顔ぶれがまったく変わってしまっていた》ということではありません。念のため)。

聞きたいこと、言いたいことがあったら、いつでもメールをください。

【追記】
きのう、触れることができなかった話題として、"critical applied linguistics"があります。これについてはよい入門書がありますので、そちらについてください。

Alastair Pennycook.  2001.  Critical applied linguistics: a critical introduction.  Routledge.
http://www.amazon.co.jp/Critical-Applied-Linguistics-Introduction/dp/0805837922/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1223193240&sr=8-2

2013年4月18日木曜日

心の理論

今週のゼミの時間に心の理論(Theory of Mind、ToM)の話をしました。心の理論を持っていないと人とのやりとりに支障が起きる場合があることを解説し、自己紹介の時にも、そのことを意識しておくことが大切だと言いました。ゼミ生以外の、わたくしの講義の受講者にもぜひそのことを知っておいてもらいたいと思います。そこで、ずっと前に小学生向けに書いた話を転載します。「心の理論」ということばは出てきませんが、まさにそれがテーマの話です。



電子メールでのやりとり

電子メールでさまざまなやりとりをすることが多くなってきました。便利な点もたくさんありますが、だからこそ、気をつけなくてはいけない点もあります。

とりあえず、気づいた範囲で書いておきます。

1 少なくとも1日一度はメールのチェックをしましょう。自宅の郵便受けを1日一度はチェックするのと同じことです。

2 「件名 Subject」欄には必ず記入しましょう。そうでないと、スパム扱いを受けてしまうこともありますし、メッセージを受け取った相手も不安になったり、(用心深い人は)開封をためらいます。

3 2と関連して、受け取ったメールに「返信」モードで返信するとき、「件名」欄には相手が記入したものがそのまま入ります。場合によっては、妙な状況を生み出したり、相手に対して失礼になる場合もあります。たとえば、わたくしの場合で言えば、たとえば、「大津先生の来週のご講義について」という件名のメールを受け取ることがあります。相手からの件名表現としてはよいのですが、それをそのままにして返信すると妙です。そこで、いまの例なら、「来週の講義について」などと直して返信します。

4 たずねごとやおねがいごとをした場合は、返信の内容に関わらず、必ず、返信してくれたことに対してお礼のメッセージを送りましょう。とくに、なにかを依頼して、それを断られた場合でも、せいぜい、「まことに残念ですが、つぎの機会によろしくお願いいたします」程度のメッセージは返しておきましょう。実際、それが相手に好印象を与えます。

5 実質的な点としては、メールでのやりとりでは相手の顔が見えません。また、とくに、携帯でメールを送る場合などは推敲をしない場合もよくあります。さらに、メッセージを打つ手間を省くために、できるだけ簡略な表現を使う傾向があります。これらの要因がもとになって、相手との間に感情的な軋轢が生まれる場合も少なくありません。《あ、これはおかしなことになりそうだな!》と感じたら、そこでメールでのやりとりはやめ、直接会って話すとか、それができないなら、電話で話すとか、それも無理なら、少し時間をおいて、落ち着いてからメールでのやり取りを再開するといった気遣いが必要です。

これらは「言うは易く行うは難し」の典型例かもしれません。わたくしも失敗をすることがあります。問題は失敗からどの程度学ぶかということです。


2013年4月13日土曜日

大津由紀雄担当金曜日科目受講生の皆さん


きのうはビデオ講義となり、直接、会えず、残念でした。みなさん、受講を真剣に考えているようで、なによりです。火曜日から金曜日までは、原則として、大学に出ますが、講義、会議、散歩などでつかまらないことも多いので、質問などがある場合には、メールで尋ねるなり、メールでアポイントメントをとっておくなりしておくことをお勧めします。そして、行動は常に迅速にする。聞きたいこと、言いたいことができたら、すぐに言う、あるいは、メールを送る。

水谷君から聞いた、みなさんの質問のうち、ここで答えられるものについて、答えます。

①    就職活動による欠席の取り扱いはどのようになるのか?

学部用の講義でおそらく一番面倒なのがこの問題です。わたくしの方針は以下のとおりです。

(あ)就職活動のためにやむをえず欠席する場合はそれが受講者の評価に不利益にならないようにする。

(い)電車などの遅れや病気の場合と同じように、わたくしはみなさんの申告を100%信じますから、就職活動を行ったという証明書の類は不要です。ただし、必ず事前に申告すること。急な呼び出しがかかったときも、メールで事前にその旨、伝えてください。

(う)一番の問題は、わたくしの講義はすべて積み重ねですので、ある回の講義を聴かないと、それ以降の講義がわからなくなる可能性が高いということなのです。こういうと、多くの学生は、「友だちにノートを見せてもらいます」と答えます。それですむのなら、わたくしもこんなに悩みません。友だちのノートはあくまで友だちの脳を経由しての、わたくしの講義の記録で、わたくしの講義ではありません。

現在のところ、最良の方法と思っているのは、就職活動で欠席する可能性が少しでもある回については、他の受講者にあらかじめ頼んで、その回の講義をビデオで撮ってもらうという方法です。これには2つの条件があります。

(甲)撮ってもらったビデオは必ずその日か、遅くとも翌日には視聴する。

(乙)わたくしの、大学での講義は公開ではありませんから、撮ってもらったビデオは視聴後、必ず消去する。

この問題は「みんなの問題 everybody's problem」なので、みなさんからの提案(こうしたらどうだ、など)があったら大歓迎です。また、このブログはすでにかなりのかたが閲覧しています。なかには、明海大学外のかたもいらっしゃる。なにか名案(じぶんは大学でこう対処している、など)がありましたら、ぜひお聞かせください。oyukio[@]meikai.ac.jp([ ] はとる)か、昔からの友人はoyukio[@]sfc.keio.ac.jpにメールを送ってください。

②    教科書は無いが、どのように教材を配布する予定なのか?
以前の勤務校では、講義者が教材をアップロードし、受講者がダウンロードするシステム、というか、場所がウェブ上に確保されていました。明海大学ではまだその体制が整っていません。ただ、幸か不幸か(まあ、「幸」でしょうね)、わたくしの講義は受講者がそれほど多くないので、メーリングリストを作って添付ファイルとして送付することで対応できるかと思います。

③    生成文法は、脳との関係はあるのか?
水谷君が的確に答えてくれたようですが、大いにあります。ただ、(理念的に、あるいは、現実的に)どういう関係なのかについては解説が必要です。この解説は講義の始めのほうでする予定です。もし出てこなかったら、指摘してください。

大学院用理論言語学特論の受講予定者で、水谷君から、大津宛にメールを出すといいよと助言されたにもかかわらず、いまもって、そのメールを送っていない人はどういう事情なのかいぶかしく思っています。研究者は24時間勝負です。

そうそう、その理論言語学を受講予定の人は来週までに、
Noam Chomsky.  1957.  Syntactic structures.
のPrefaceの第一ページをノートを取りながら熟読しておいてください。この講義演習ではこの本の中身を直接使うことはありませんが、この重要な本がどんな体裁の本なのかぐらいは知っておいてもばちはあたらないので、添付ファイルで送ることはしません。みなさん、図書館へ行って、《あ、こういう本なのだ》と確認の上、Prefaceの第一ページをコピーでもして、熟読してください。

じゃあ、みなさん、来週は生大津が講義します。


2013年4月12日金曜日

受講心得

昨日(2013年4月11日、午後6時からの大学院科目「応用言語学特論」の第1回目(このコースの第1回目と第2回目を担当)の講義で、「受講心得」について説明しました。この「受講心得」は10年程前から作り始め、なんどか改訂して、この形になりました。この3月の改訂は大改訂で、各項目に簡単ではありますが、説明を付してあります。

学部用の講義でも、ほかの大学院の講義でも使います。なかなか便利で、自分としては気に入っています。お読みになって、コメントなど下さるとありがたい。よろしくお願いいたします。
 









2013年4月9日火曜日

大津由紀雄担当火曜日科目受講生の皆さん

第一回目の顔合わせが終わりました。いかがでしたか。風変わりな講義で、まごついた人も多かったことと思います。来週、遅刻しないこと、目標設定票と写真を貼った受講票を忘れずに提出すること、きちんと守ってください。以下、科目別業務連絡です。

3限 ゼミ
 来週は自己紹介ですね。ゼミでの自己紹介とサークルでの自己紹介(その他の自己紹介)は違います。どんなことを、どのように伝えたらよいか、よく考えて、シナリオを作ってきてください。小道具(visual aids)、パワーポイントなどのプレゼンツールの利用も可能です。でも、一番大切なことは必要な情報を的確に伝えるということですから、たとえば、自分の名前を言うときにははっきりと、ゆっくりと言うことが大切です。楽しみにしています。

 来週、メンバーが確定したら、第一回ゼミ懇親会をやりましょう。わたくしの都合を言うと、火曜日の夜が最適、木曜日の夜も対応可能です。予定を考えておいてください。場所も任せます。安く、楽しく過ごせるところがいいですね。

 ゼミ旅行についても、相談しましょう。あ、忘れていたら、思い出させてね。

4限 概論
 あの講義スタイルは苦手だと思った人は単位取得がむずかしいかもしれません。講義は手抜きしませんので、それに応えられる人だけが来てください。要求はいろいろしますが、努力さえ惜しまなければ、半年後、ないしは、一年後にはきっとよかったと思えます。

 課題2つ。①英語運用能力を伸ばそうと思ったとき、どうして大学の英語関連の学科を選んだのか。なぜ、たとえば、英語専門学校ではなかったのか。②なぜ英語運用能力を伸ばしたいと思うのか。文章化してみてください。きっと、いろいろなことに気づくはずです。

5限 言語心理学
 きょうの講義内容をもう一度振り返ってください。わからないこと、納得がいかないことが見つかったら、来週、ぜひ発言してください。